行事内容紹介♪
北代/今年の絵本完成しました!2014.5.15(木)
昨年10月から構想し、1月から着手してあさひホームみんなの力を注いだ作品が出来上がりました!
今回で10冊目となる作品『すてられ すてられん』は、表紙から全てのページに渡って、布と糸でできています。
利用者の皆様にとって、大切なものは・・・?やはり命のつながりなのでは?との会話から生まれた物語で、世代を越えて受け継がれていくのは命だけではなく、どうしても捨てられないモノへの想いでもあるのではないかとの意見から物語は展開しました。
読む人に対してこの絵本は問います。『あなたにとって大切なもの、“すてられんもの”は何でしょう?』
人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることでモノへの執着から開放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え方“断捨離”が世の中のブームのようになっている昨今、いま一度、ずっと身近にあった“なんでもないモノ”がもしかしたら様々な時代の思い出も一緒に受け継がれた“かけがえのないモノ”であるのかもしれないということに気付いて欲しい、との願いを込めてこの絵本は作られました。
あさひホームでは、80歳90歳の利用者の方々ならではの昔話や体験談を若い世代に語り部のように伝えていきたいという思いから毎年、絵本作りをすすめています。
見所は物語の内容だけでなく、はっと目を引く綺麗な藍染の表紙に、全てのページに渡って施されている文字や絵柄は全て利用者のみなさんの手で刺繍されたものであり、優しい布の手触りに加えて、次代のシーンに合わせて変化していくモノ達(かばんや防空ずきん、着物やお手玉)が全て手作りで何とも可愛らしくて、見ていてほっこり心が癒される仕上がりになっています
さらに、絵本の内容を楽しんでもらえるようにちょっとした仕掛けも随所にされています。
力を合わせて出来上がった絵本はレクリエーションの時間に披露され、その出来栄えにみなさん大満足な様子で、
「これやったら、今年も賞もらえるちゃね〜!(^^)V」と口々におっしゃっておられました♪
早速、『おおしま国際手作りコンクール2014』に応募します!今年も結果が楽しみです♪
文字や絵柄の刺繍も丁寧な仕上がりに♪