あさひホームで作られた絵本たち紹介♪
七曲がりのキツネ
七曲がりのキツネ
2016年東京展出展作品です。
旧北陸道から分かれた脇道に、小杉町から呉羽丘陵を越え富山の中心部へつながる街道がありました。
江戸時代の絵図には「富山道」と記されています。
富山市願海寺には、かつて新堀川から分かれた「砂川」が流れ込んでおり、船着き場には 放生津の港から海産物が運び込まれていました。
願海寺付近の富山道は曲がりくねった道になっていて、「願海寺の七曲がり」と呼ばれており、道が曲折しているのは 昔この地にあった願海寺城を敵が攻めにくいようにしたとか呉羽丘陵最高峰城山(一四五・三メートル)の白鳥城の陣から敵方の兵力を数えやすくするため などと伝えられています。
「願海寺の七曲がり」には さまざまな伝説が残っています。
繊細な切り絵の細工が美しく、開くと曼荼羅のような不思議な魅力のある絵本に仕上がりました。